盛大にして豪奢。
昼のワンマン前主催対バンのレザージャケット衣装からスカートだけ換装したスタイル、FiLSPACiA1期最終装備、真っ白ドレス、そして赤(ピンク?)ドレスと豪華4変化。
おなじみのLiSA曲、fripSide曲他に、初恋サイダーまで詰めこんだ、ボリューミーなセトリ。
FiLSPACiA1期メンバーのゲストサポートも大きかったにせよ、基本演者1人で概ね2時間、ファンいっぱいのフロアを息切れさせず、夢中にさせたまま駆け抜けきった真っ向勝負のステージが、なにしろ凄かった。
ここまでやってみせておいて、一体、誰が引退するんだよwwww
…と、いっそ笑い飛ばしてしまえたら、という思いも過ったけれど、終わりは必ず訪れるもの。
とはいえ、そこはRiro、ただで終わらせるわけがない。
アンコール、この期に及んで、なんと、自分作詞のオリジナル新曲「BEST DAY」を披露。
しかも、以前発表したやはり自分作詞のオリジナル曲「Resolution」とのカップリングCDまで後の物販で売るという。
そして、本当の締めは。
異名の由縁。
期待していた、では、もはやない。
誰もが
「そうでなくてはいけない」
そう信じて疑わなかった、
「Rising Hope」。
待ってましたとばかりにフロアに満ちる歓声。リウムの赤い光。コール。
こうして。
小さくも大きな、一つの"伝説"を多くの人の心に刻み付けて。
誰からも愛された妖怪は、ステージを後にしたのだった。
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キャラクター、という用語は、こと彼女に関しては、どうも軽佻浮薄な表現な気がしてしっくりこないのですが、かといって、人柄、という表現を使うのも何か違う気がする。
ただ、ぐだってすら愉快、なにか必ずやってくれる、血の通ったショーマンシップで観るものを引き付けて止まない、というのはまさしく天賦の才だと思います。
音楽は一区切りとしても、何か大きく化けさせる余地はどこかに必ずあるんじゃないかなぁ。
気付けばもう永く長くなった"乗りかかった船”。
何処に連れていかれるのか知らんけど、ずっと傍にいろ、と言われる限り、もうしばらく付き合うとするよ、Riro助。