またぞろ、ちょっと時間が経って恐縮ですが。
この前の日曜・2/8の午後、掲題ライブイベントに、Ani☆女ではマッシブシンガーとしてはやくもおなじみ、環あきのさん(現・キリコさん:@poyoyoyo_tamaki)が出演される、ということで、渋谷のbar SHIFTYへ観に行っておりました。
14:00~という事前の話でしたが、諸般の事情で現着14:30。
うわー大遅刻><。と思ったのですが、他のお客さんに呼ばれてホールに出てきた時に、私を見つけて、挨拶に来てくれたあきのさんによれば、幸いというか、14:00は開場時刻だったようで、開演自体は15:00とのこと。
正直、ほっとしました。
さて、今回の会場、SHIFTYは、いわゆるライブハウスではなくクラブバー。
そのため、ステージと観客スペース、というつくりではなく、中央のホールを、バーカウンター、DJブース、大きなガラス窓の仕切りで区切られた、本来は休憩用と思われる?(今回は主に演者控室でしたが)スペースが囲む、という構造になっておりました。
では、シンガーはどこで歌うねん、といいますと、ホールのDJブース前に、二段に積まれたコンクリートブロック群の上。
地下のストリートファイトのリングっぽい、というか、シンガー対抗戦用としては相応しい舞台だな、と思いました。
ここでちょっと、その「シンガー対抗戦」について簡単に解説しておきましょうか。
Player'sは、「SINGER BATTLE」と銘打っているとおり、シンガー同士が勝負する、という趣向となっております。
当日回の演者全員を概ね3人ずつのA、B、Cの3ブロックにくじ引きで分け、
1)ブロックごとに一人1曲ずつ歌って、各ブロックの予選勝者を選ぶ。
2)A、B、Cの各ブロック予選勝者で、また一人1曲(ただしブロック予選とは別の曲)歌って、決勝戦を行い、当日回の優勝者を決定。
というのがメインの流れなのですが、これにはさらに続きがあって、前回及びそれ以前に優勝者になった人が、改めて、今度は一人15分ずつの持ち時間でパフォーマンスを披露して勝負し、5連勝すると、特典としてオリジナルの曲を作ってもらえる、という、いわば"グランドチャンピオン決定戦"のようなシステムもあるのです。
勝負の基準は、ブロック予選/決勝戦後に勝者を決める「ジャッジメントタイム」で、拍手メインの声援の大きさが一番大きかった人というシンプルなもの。ちなみに判定はMCの方お二人が行います。
今回vol.19は、演者が7人ということで、Aが3人、BとCが2人という配置。あきのさんは、Bブロックに配置されました。
オールジャンルということで、演者の方は、年齢も、歌うジャンルも、ほんとに千差万別。
西野カナを歌うアイドル志望さんから、「マイウェイ」や「Love is over」を歌うお父さんまで、と実にバラエティーに富んでいました。
Ani☆女子会ではもうおなじみの、例の黒のハイネックノースリーブに、ぴちっとした黒のパンツ、というエージェント女子スタイルで、登場のあきのさん。
初戦のお相手は、上品な重役夫人、といった雰囲気の年配の女性。
ご自身オリジナルの、某公共放送の「みんなのうた」とかで流れていそうな、これまたとても雰囲気の上品な曲を歌われました。
対して、あきのさんは、前回Ani☆女子会で、アカペラで歌ってみせて場内一同の度肝を抜いた、レディー・ガガの「You & I」を、今度はオケあり完全版で投入。
ジャッジメントタイムでは、MCさんお二人ともあきのさん優勢の判定となり、見事に予選を通過してみせました。
決勝戦は、ABC各ブロックから、あきのさんを含む女性シンガー勢3人がそれぞれ進出。
歌う順を、今度はじゃんけんで決めるにあたって、あいこ続きでなかなか決まらない、という場面もありましたが、最終的に、あきのさんがなんと決勝戦のトリを飾る、という流れになりました。
1人目が洋楽、2人目が西野カナを歌い終えて、いよいよ出番のあきのさん。
「勝つとかそういうことは考えないで楽しく歌いたい」
そうコメントして歌いだしたのは、ブリトニー・スピアーズの「Toxic」。
蠱惑的で艶やかな曲をしっかり歌い上げてくれました。
はたして、その後のジャッジメントタイムで、MCさん2人の評価は、どちらもまた、あきのさん優勢の判定。
vol.19の優勝者、キングプレイヤーズは、あきのさん、ということで幕を閉じました。
湯勝者コメントで「この格好(例のエージェント女子スタイル)でまた出たい」と語ったあきのさんでしたが、ちょうどそのタイミングでバックに「ミッションインポッシブル」のテーマがかかり、なんかそれっぽい!と場内の笑いを誘う場面も。
頑張りましたね。あきのさんことキリコさん、おめでとうございます!お疲れ様でした!
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あきのさんたちのバトルが終わったところで、現在2連勝中、言わば、"ディフェンディングチャンピオン"なキングプレイヤーズさんと、前回のPlayer'sのキングプレイヤーズさんとのキングバトルが行われました。
双方持ち時間15分、概ね3曲ずつの真っ向勝負。
前回のキングプレイヤーズさんも、制作のきっかけになった感動のエピソードそのままの素敵なオリジナルナンバーを最後にもってきて、グッとくるステージを見せてくれたのですが、それに対して"ディフェンディング・チャンピオン"akkoさん(@edloveak) は、大好きなホイットニー・ヒューストンの3回忌を2/11に控えて、ということで、ホイットニー3曲を披露。
ダンガリーシャツ、紺のパンツと黒のロングブーツの上に、白樺の樹皮を思わせるようなジャケットを羽織って、少しウエスタン風味なスタイルで熱唱、ラストはなんとアカペラで締める、という圧巻のステージで、連勝記録をまた一つ積み上げてみせておりました。
なんでも、この日はぎっくり腰で痛み止めを使ってのステージだったそうで…。
ブログの当日分のエントリを見ると、あきのさんを「強敵!」と評してくださってますが、海外での歌唱経験もある強大な相手。
決戦は4月だそうですが、あきのさんには、臆せず全力で挑んでいただきたいと思います。
…行けるんだろうか、私。
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◇2/11 19:40追記。
ぜひ書こうと思って忘れてたことを一つだけ。
今回、上記にもあるとおり、演者さんがバラエティ豊かだった分、お客さんもほんとにいろんな年代の方がみえてたのですが、開演直前、MCの方が、年配者さんたちが集まってたテーブルと椅子を、前の方に移動させて、見やすくしてあげてたのにとても感激しました。
なかなか心憎い配慮であったと思います。